屋外で作業される場合は
水分補給を兼ねて時々
涼しい場所で休憩を
今回は夏と言えばの話題ですが
毎年、終戦記念日は靖国神社に近い我が街は騒々しい
街宣車が沢山押し寄せ
機動隊が物々しく警備する
コロナ中はやはり彼らもおとなしく
しばらくは平穏な終戦記念日だった
今年はコロナもあけ、いつも通りに
と思いきや、台風が来たおかげで
静かに過ごすことができました

遊就館にて
靖国神社の奥にある展示施設です
明治15年2月25日に開館された
「君子は居るに必ず郷を擇び、遊ぶに必ず士に就く」から
「遊」「就」を選んで付けられた名前で
国のために尊い命をささげられた英霊の
ご遺徳に触れ、学んでいただきたいという
願いが込められている

日清日露戦争、第一次世界大戦
そして第二次世界大戦を経て様々な当時の歴史を展示している
軍国主義的な一面も覗かせるが
それも歴史の1ページ
英霊となった人達の事をどう思うかは
あなた次第だが・・・

1階は無料で拝観できるスペースがある
零式艦上戦闘機五二型、通称ゼロ戦
窓際にあるので外からでもすぐに見える
戦後、実機は残っていないはずなので
これはパーツを集めて復元した物
最高速度は時速565km/h(出力1,300ps)
主翼内の燃料タンクに自動消火装置を装備し
被弾で火災が発生しても二酸化炭素を噴射して鎮火させることができた
主翼内の20mm機銃をベルト給弾式にして125発装弾
キャノピーに防弾ガラスを採用し
コックピット後方に防弾壁を設けて搭乗員の生存性を向上
しかし、重量増から運動性能低下を嫌って
そういう装備を外す部隊もあったそうだ

米軍のF6F、F4U、P47などの新型機は2000ps以上の
ハイパワーエンジンを搭載、武装も強力で
大戦後半にはゼロ戦の1世代先を行っていた
もう日本の工業力の限界をとうに超えていました

89式15糎加農砲
陸軍の加農砲(英語ではCANNON)です
口径149.1mm、砲身長5,963mm
最大射程は尖鋭弾と一号装薬を使用し18,100m

見たとおり自走はしないのでトラックなどで牽引していた
ここに展示されているのは沖縄戦で使われていた物
生々しい銃弾痕がある
洞窟陣地に埋もれていた状態で沖縄戦後に米海兵隊に発見された
隣には96式15糎榴弾砲も展示されている

さて、武器の話しはここまでで
C56型31号機関車
第二次世界大戦の際に旧日本陸軍がタイからビルマ間に敷設した
全長約415kmの泰緬鉄道のSLとして輸出され、開通時から使われていた物
映画「戦場にかける橋」で建設していた鉄道が泰緬鉄道です
この機関車は武器ではなく、人や物を運ぶ文化遺産
軍人や武器を運んだかもしれませんが

男子はメカが好き、もちろんメカ好きの女子もいるでしょう
鉄で作られた、いかにも頑丈そうなパーツ
油まみれのその躯体、鋳物のゴツゴツした表情
黒い塗装が、更に強さを強調する
とても非効率な蒸気機関車
熱効率は10%程度らしいです
あれだけ石炭を燃やしても動力には10%しか使われない
その分CO2を排出して、現在の異常気象の要因にもなっている・・のかも
もし靖国神社に参拝される方
少し奥の方に行くとガラス越しのゼロ戦が見えるはずです
是非行ってみて下さい
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